お酒は百薬の長!って本当??

皆さんこんにちは!
will be fitness studio トレーナー藤川です!

皆さんはお酒を飲みますか??
飲むという方はどれくらいの量飲んでいますか?

お酒は飲み過ぎると身体に悪い!というイメージはなんとなくあるかもしれませんが、酒は百薬の長という言葉があるように少しの量であればむしろ健康に良いかも?というイメージも同時にあるのではないでしょうか?

そこで今回は、お酒はどれくらいが「適量」なのか?
また、少量であれば身体に良いというのは本当なのか?について解説していきます!

▲お酒に「強い」「弱い」の仕組み

どんなに飲んでも全然酔わない方、少し飲んだだけで身体が赤くなり気持ち悪くなってしまう方、アルコールに対する反応は人によって様々ですが、この差はどのようなことで決まるのでしょうか?

それは「アルコール分解能力」の差です!
アルコールを摂取すると、まず身体はアルコールをアセトアルデヒドという物質に分解します!
そしてこのアセトアルデヒドさらにを酢酸に分解します!

酢酸は人体にとって無害なのですが、アセトアルデヒドは有害というのがポイントです!
つまりお酒に強い人はアセトアルデヒドを分解する能力が高く、身体にアセトアルデヒドを溜め込み過ぎないのですが、お酒に弱い人はアセトアルデヒドを分解するのに時間がかかり、有害物質であるアセトアルデヒドが体内に溜まり過ぎてしまうのです!

このアセトアルデヒドの分解能力はほぼ生まれつき決まっていると言われています!

▲どれくらいが適量?

厚生労働省は2000年に国民の健康づくりを目的とした「健康日本21」を発表しましたが、その中に節度ある適度な飲酒として1日平均純アルコール約20g程度が適量と発表されました!

この20gというのは純アルコール換算なので、
・ビールであれば中瓶1本
・日本酒であれば1合
・ワインであればグラス2杯

これらが純アルコール20g程度に当たります!
そしてなるべくこれらの3分の2程度に抑えられるのが理想とされています!

▲少し飲むほうが健康に良い?

飲み過ぎはダメだけど少量ならむしろ良い?とも言われていますが、これは2018年に海外の医学雑誌において「お酒は全く飲まないのが健康には最も良い」と記載されているのです!
195の国と地域でアルコールの消費量とアルコールに起因する死亡などの関係について分析しており、健康への悪影響を最小化するアルコール消費レベルは0であると結論づけられています!

お酒を日常的に飲むという方にとっては血も涙もない事実ですね…。

▲筋トレ後のお酒はご法度!

筋トレ後のアルコールはボディメイクにおいてはご法度です!
筋トレ後にアルコールを摂取すると筋肉の合成が著しく低下すると言われています!

アルコールを摂取するとタンパク質の合成を活性化させる「mTOR」という物質の分泌が約3割減少し、筋肉の成長に欠かせない男性ホルモン「テストステロン」の分泌も抑制されると言われています!

せっかく効率の良いトレーニングをしても、お酒のせいで筋肉の合成効率が悪くなってしまったらもったいないですよね…。
健康にも良い筋トレの恩恵を最大限受けるためにも。お酒の量や頻度を少しずつ意識してみてはいかがでしょうか??